契約書の表題と前文

著作権譲渡契約書の具体的な内容ですが、まず、
契約書の表題(タイトル)を記す必要があります。
一般的には、「著作権譲渡契約書」等の振り合いで構いません。
この場合、後に解説する「前文」という箇所に、
契約の対象や当事者、目的等を具体的に記載するため、
表題はシンプルなもので差し支えありません。
ただし、契約書を補完する目的で作成する覚書等の書面の場合には、
その覚書等が何の契約に付随するものなのか特定できるように、覚書等の表題はある程度詳細に記す必要があるでしょう。

次に、契約書の「前文」を記すことが一般的です。
この前文では、契約の当事者等を「甲」や「乙」等に置き換えて定義し記載します。
一般的には、著作者等の譲渡人が甲、譲受人が乙で定義します。
この置き換えによって、契約書の本文をスマートに記載できる実益があります。
また、同様の趣旨で、
当該契約にかかる著作物の題号等についても「本件著作物」のような振り合いで定義しておくと、
契約書本文においての取扱いが楽になります。
加えて、当該契約のこと自体も「本契約」と定義しておくことが望ましいでしょう。