定款の認証について
会社のルール、いわば「会社の憲法」を「定款」と呼びます。
株式会社の場合、その定款を公証人役場で認証してもらう必要があります。
公証人とは、主に裁判官や検察官のOBで構成される公務員であり、
我々が最も身近な例で関わるのは、遺言書、特に公正証書遺言と呼ばれる遺言の作成の際です。
公正証書遺言では、公証人が遺言の内容を聞き取り、遺言者に代わって遺言書を作成します。
この公証人による認証が、株式会社の設立には欠かせません。
「認証」とは、正当な手続により定款が作成されたことを証明することを言います。
これが必要とされている理由は、主にマネーロンダリング対策のためと言われています。
要するに、犯罪等の汚いことに使われたお金の出所をわからなくするために、
ダミーで会社を作る行為を防ぐため、ということです。
これは、実質的支配者、例えば反社会的勢力の把握に有効です。
合同会社の場合、この定款認証という手続は必要ありません。
そのため、定款認証の公証人手数料がかからないこともあり、
合同会社は比較的安価で設立が可能です。
